シンガポールが埋め立てるために買ったもの
シンガポールは、国土が非常に狭い国である。
東京23区よりも狭いほどだが、その面積は年々少しずつ広くなっている。
といっても、土地がひとりでに生長するわけではない。
シンガポールでは、昔から国土が狭いという問題解消のため、高層マンションを建てると同時に、海を埋め立ててきたのである。
ところが、シンガポールには山らしい山がない。
つまり、埋め立てようとしても、土すら自給することができないのだ。
といえば、ゴミを利用しているんだなと思う人もいるだろう。
実際、東京湾の夢の島は、ゴミで埋め立てられている。
ところが、シンガポールは、その方法はとらなかった。
なんと、マラッカ海峡をへだてたインドネシアから、土を買っているのである。
大量の土を船で運び込んで、それで海を埋めているのだ。
水や電力を隣国から買う国はあっても、土を輸入する国は世界的にも珍しい。