バイオリンのボディ
バイオリンのボディにある「f」の形をした穴。
バイオリンだけでなく、チェロ、コントラバスのボディにもこの穴があります。
それもふたつ。
厳密にいうと、向かって左側は「f」だが、右側は「f」ではなく、「f」を鏡に映した形です。
バイオリンのメーカー、鈴木バイオリンに聞いたところ、「fホール(f字孔)」というのだそうです。
見たまんまの名前です。
しかし、なんのためにあんな穴が開いているんだろうか。
なかを覗くため?なかが湿気らないため?単なる飾り?「いえ、あれがないと音がこもってしまうんです」「fホール」を試しに塞いでしまうと、バイオリン本来の音色が出てこないという。
しかし、なぜ「f」なのか。
ほかのたとえば「m」だとか「h」ではいけなかったんだろうか。
「バイオリンの前身のフィードルのころは、ミミズがはってるような、あるいは、雲が流れているようなデザインのものもありましたが、バイオリンになってからはいまのかたちになりました」バイオリンという楽器は、音源があまりにも近いため弾いてる本人はうるさくて仕方がないものらしい。
ところが、あんなふうに肩に乗せて、あごでおさえるフォームになったのは18世紀の中ごろから。
それまでは、胸に当てて弾いていたという。
そういえば、ギターにもまん丸の穴が開いているが、あれは「サウンドホール」というんだそうです。